初めての家づくりでも後悔しないために
動物は、自分で体験したことから学びます。
そして人間以外の動物にも、仲間や親の様子を見て学ぶものがいます。
たとえばミーアキャットの子どもは、大人が獲物の扱い方をする姿を見ながら、生きていくための術を覚えていくそうです。
サルや鳥、魚などにも、仲間から学んだ行動が伝わっていく例が知られています。
人間も同じように、他者から学ぶことができます。
人間には、言葉があります。
本があります。写真があります。映像があります。
そして今は、インターネットやAIもあります。
人間は、ほかの動物よりも多くの学びの手段を持っているのです。
自分がまだ経験していないことでも、誰かの経験や、昔の人の知恵から学ぶ。
それは、とてもありがたいことです。
ただ、その一方で、世の中には悪意を持った情報や、間違った情報、都合よく切り取られた情報もあります。
何を信じ、何を少し立ち止まって考えるのか。
その見極める力も、身につけていかなければならないと思います。
家は、多くの方にとって何度も建てるものではありません。
建ててから「こうすればよかった」と思っても、簡単にはやり直せないことがあります。
だからこそ、建てる前にしてほしいことがあります。
1.実際の家を見て考える
完成見学会やモデルハウスでは、図面や写真だけでは分からない空間を体感できます。
部屋の広さはどう感じるのか。
窓から入る光はどうか。
収納は使いやすそうか。
自分たちの暮らしを重ねながら見てみると、気付くことが増えていきます。
2.住んでいる方の声を聞く
実際に住んでいる方の話を聞いてみることもおすすめです。
「これは良かった」だけではなく、
「ここは、もう少し考えておけば良かった」
というお話にも、これから家を建てる方にとって大切なヒントがあります。
3.ショールームで、触れて確かめる
キッチンやお風呂、トイレ、床材、建具などは、カタログだけで決めず、できるだけ実物に触れてみてください。
扉を開ける。
床の上を歩く。
キッチンの前に立つ。
小さく思える確認でも、毎日の癖を思い出しながら体感してみてください。
4.今の住まいをしっかり振り返る
今住んでいる家の中には、これからの家づくりに必要な情報がたくさんあります。
日常生活の癖や、ご自身の動き、生活習慣。
過去の自分からのメッセージを、書き留めてみてください。
それらはすべて、まだ住んだことのない家を、自分たちの経験に近づけていく時間なのだと思います。
確認できたことや思いを言葉にして、誰かに話すこともとても重要です。
「私たちは、ここでどんな毎日を送りたいのか」を自分たちの言葉で話すことで、思いが少しずつ具体的になっていきます。
家づくりは、先に家を建てた方の意見や、これまでの自分自身の経験・学びを、無視せずに受け取りながら進めていくことが大切です。
私は、家づくりを始める方が、まだ言葉になっていない「暮らしたい毎日」を、一緒に整理できる人でありたいと思っています。
外観や間取り、インテリアを考える前に、まずは暮らしを見つめること。
その最初の線を描くお手伝いが、私にできることの一つだと思っています。
✿ 空間 × 人 × 色 ✿
奈良県橿原市を拠点に活動する樹樹サポートは、家づくり・リフォーム・店舗づくりをサポートするインテリアコーディネーターです。暮らしやすさとデザインのバランスを大切に、一人ひとりに合った住まいづくりをご提案しています。奈良で住まいやインテリアに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。


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