洗うことと同じくらい、すすぐことも大切です
洗顔料も食器用洗剤も、汚れを落とすために欠かせないものです。ですが、洗うことだけに気を取られて、すすぎはつい、さっと済ませていないでしょうか。
洗顔について
泡が落ちたように見えても、洗顔料が生え際やフェイスライン、小鼻などに残っていることがあります。
洗顔料のすすぎ残しは、肌荒れの原因になる場合もあるといわれています。
洗顔のすすぎは、ぬるま湯で約1分を目安に、回数にすれば20回程度とされています。
ちなみに私は、個人的に「30回以上」と意識しています。
洗顔で気を付けたいのは、顔をゴシゴシこすらないことです。手のひらにためたぬるま湯を、顔にそっとかけるようにして洗い流します。髪の生え際やフェイスラインなど、泡が残りやすい部分は、特に意識して確認したいところです。
食器洗いについて
食洗機の保有率36.7%は、内閣府「消費動向調査」の2025年3月調査による、2人以上世帯の数値です。
「3世帯に1世帯以上が食洗機を持っている」ということになります。
ですが、食洗機の普及率が、そのまま手洗いをしていない世帯の数になるわけではないと思います。
食洗機をうまく使いこなせないと感じる方もおられますし、少しの洗い物なら手洗いで済ませる方もおられるのではないでしょうか。
食器用洗剤は、油汚れや食べかすを落としてくれる大切なものです。だからこそ、洗った後には、洗剤や泡が残らないようにきちんとすすぐことが必要です。食器用洗剤の表示では、流水の場合、食器や調理用具は5秒以上すすぐことが案内されています。
キッチンでは、水を勢いよく出しすぎると、すすぎ水がシンクの外や周囲に飛び散ることがあります。
すすぎに必要な水量は確保しながらも、水の勢いはほどほどに。食器の内側や縁、持ち手の部分などを順に確認しながら流すと、泡の残りにも気付きやすくなると思います。
デザイン・収納・配置
そして、この「きちんとすすぐ」という当たり前のことを、毎日無理なく続けられるかどうかは、洗面やキッチンのつくりにも関わってくるのではないでしょうか。
洗面では、顔まわりやフェイスラインに泡が残っていないかを確認できる明るさ。
キッチンでは、食器のぬめりや泡、水垢などに気付きやすい手元の明るさ。
また、水栓は使いやすいか。洗面ボウルやシンクは、洗いやすい大きさや形か。洗った食器を置く場所はあるか。必要な物をすぐに手に取れるか。
洗面もキッチンも、毎日何度も使う場所です。
見た目のデザインだけでなく、「洗う」「すすぐ」「拭く」「片付ける」という一連の動きが、無理なくできることも大切だと思います。
明るさや配置、水まわりの使いやすさは、住み始めてからの日々の心地よさにつながります。
きちんと洗えて、きちんとすすげて、気持ちよく片付けられること。
そんな毎日の動作に寄り添う洗面やキッチンを考えることも、見た目のデザインだけでなく、日々の暮らしに寄り添うご案内をすることも、インテリアコーディネーターの仕事の一つだと思うのです。
✿ 空間 × 人 × 色 ✿
奈良県橿原市を拠点に活動する樹樹サポートは、家づくり・リフォーム・店舗づくりをサポートするインテリアコーディネーターです。暮らしやすさとデザインのバランスを大切に、一人ひとりに合った住まいづくりをご提案しています。奈良で住まいやインテリアに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。


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