原本量産品クロスとは?1000番クロスとの違いをプロが分かりやすく解説原本

サンゲツの量産型壁紙カタログ「SP 2025-2027」の表紙画像

日本の主要な壁紙メーカーには、職人や問屋、内装業者(プロ)の間で「量産品クロス(普及品)」と呼ばれている定番シリーズがあります。

【主な量産品クロス】

・サンゲツ:SP(エスピー)
・リリカラ:BASE(ベース)
・東リ:VS(ブイエス)
・ルノン:マークII(マークツー)
・シンコール:SL+(エスエルプラス)
・トキワ:パインブルS・TS(ティーエス)

昔は「量産品クロス」というと、一般的な賃貸住宅でよく見かけた、発泡感のある織物調や、水まわりによく使われていた小花柄の壁紙を思い浮かべる方も多かったのではないでしょうか。

しかし現在の量産品クロスは、各メーカーの企業努力によって大きく進化しています。撥水・抗菌・表面強化などの機能性は当たり前となり、さらにニュアンスカラーや北欧風の柄、コンクリート調など、デザイン性の高い商品も豊富にラインアップされています。

そのため、新築住宅を建てるハウスメーカーでも、量産品クロスの中から数十〜数百種類を「標準仕様」として採用している会社も少なくありません。

一方、注文住宅やリフォーム、店舗・事務所などで多く採用されているのが「1000番クロス」です。

1000番クロスは、デザイン性に優れ、「汚れ防止」「消臭」「耐ひっかき傷(ペット対応)」など、機能性の高い商品が多く、インテリアにこだわりたい方に選ばれることが多いシリーズです。

【主な1000番クロス】

・サンゲツ:RESERVE(リザーブ)・FINE(ファイン)
・リリカラ:WILL(ウィル)・LIGHT(ライト)・V-wall(Vウォール)
・東リ:WVP(パワー1000)など
・ルノン:HOME(ホーム)・フレッシュプレミアム
・シンコール:BIGACE(ビッグエース)・BEST(ベスト)
・トキワ:PINEBULL(パインブル)

このように、日本の壁紙メーカーだけでも、量産品クロス・1000番クロスを合わせると、数えきれないほどの色柄や機能を持つ壁紙が用意されています。

注文住宅やリフォーム、店舗・事務所はもちろん、規格住宅でも、オプション料金を追加することで自由に壁紙を選べる場合が多くあります。

ただし、不燃材料など法的な制限や、下地との相性などによっては選べない壁紙もあります。

壁紙の品質は昔と比べて大きく向上し、それに伴って価格も上がりました。しかし、クロスの世界はとても奥が深く、壁紙そのものの品質だけで仕上がりが決まるわけではありません。

もちろん職人の技術は、仕上がりを左右する大切な要素です。

しかし、それだけではありません。

見本帳を開くたびに、お客様は「どれにしよう」とワクワクされます。しかし実際には、壁紙によって施工の難しさは大きく異なります。

下地との相性や季節、光の当たり方によって、きれいに仕上げるために注意が必要な商品も少なくありません。

だからこそ私たちは、色柄だけでなく、施工時のリスクやメンテナンス性についてもお伝えしています。

「それでも、この壁紙が好きだから選びたい。」

あるいは、

「長くきれいに使える壁紙を選びたい。」

お客様が納得して選択できるようサポートすることも、私たち内装業者の大切な役割だと考えています。

クロスの張替えをご検討のお客様へ。

インテリア樹樹では、1000番クロスを施工する機会が多い一方で、各メーカーの量産品クロスの見本帳も豊富に取り揃えています。

壁紙の色柄で迷われている方も、量産品クロスと1000番クロスの違いが気になる方も、どうぞお気軽にご相談ください。

壁紙選びは楽しく、完成までの時間はワクワクと。

そして完成後には、「この壁紙を選んで良かった」と心から思っていただけるように。

インテリア樹樹は、そんな壁紙・クロス張替えのお手伝いを、一枚一枚、真心を込めて行っています。

※本記事でご紹介しているメーカー・シリーズの掲載順は順不同です。アイキャッチ画像にはサンゲツの見本帳を使用していますが、インテリア樹樹では各メーカーの見本帳を取り揃え、お客様のご要望や空間に合わせて最適な壁紙をご提案しています。